• 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。
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晴耕雨読

毎度湯川です。梅雨入りしまして本日は雨の日曜日。しばらく空梅雨っぽく、野菜の入荷に関する資料でも各地かんばつ傾向にあることが報告されていますが、季節柄、最近の愛読書と愛聴盤を紹介したいと思います。

 左は内田樹さんの著書 『疲れすぎて眠れぬ夜のために』、2003年角川書店刊(写真は角川文庫版)、右は南米パナマ出身のピアニスト、ダニーロ・ペレスのアルバムでアメリカのヴァーヴというジャズレーベルから2000年に出た『マザーランド』。ともに買ってから随分経ち、カバーは破れ、ジャケットはどっかへ行ってます。

 最近は本でもCDでも新しいものはあまり購入せず、すでにあるものをチョイスすることが多くなりました。本の方はここ3日間くらいの「愛読書」で、CDはここ1ヶ月くらいの「愛聴版」です。

 養老孟司さんが著書でよく、情報は固定される、変わるのは人間の脳だ、という趣旨のことを言われていますが、過去になんども触れたはずの本や音楽(一文字も一音も変化していない)も間をあけて読み、聴きすると、感じ方が毎回変わってきて新鮮です。私の脳の進化(いや、退化?)が反映するということです。

 共に10年以上前に世に出たもので、あらためて考えると、それぞれ入手した時期のことを思い出しますが、読み聴きしてるあいだは思い出に浸ることもなく、今現在の問題意識や興味が触発されるのが私にとっての名著、名盤です。楽観的に、脳の「進化」が進むといいなと思っています。内田さんやダニーロさんについてはいずれまたの機会に、その時は愛読書も愛聴版も別のものになっているでしょうが。

 以上。