毎度湯川です。本日3月21日は春分の日、ちょっと前に冬至だったばかりという気がするのは歳のせいでしょうか。さて休場日にはお稽古です。教則本を前に安いギターを抱えて座布団の上に正座します。
まず、練習の譜面どおりに弾けるようにならなければなりません。両手のスムーズな運動と「良い」音を目指します。
一通りひとつの譜例の手順をおぼえたあとからが大変で、音楽の仕組みとギターという楽器の仕組みを重ね合わせて、理論と体の運動と聴覚が一致していくように繰り返していきます。音の音名、度数から始まり、ギター上におけるコードの「15135」のサイクル、コード進行を構成するスケールの型など、初歩の時点でも意識しなければならないリクツ(勿論説明は省きます)が複数あり、また自分の姿勢や呼吸などに乱れがないかのチェックと修正も怠れません。
と言うわけで、この教則本の最初の数ページにすでに3週間ほどかかっております。時の経つのは速いのに、まことにギタリストへの道は遠く険しいのであります。いずれ加速度的に技術が進展していくことを期待して、今日もカミさんに「なんや、えらい行儀ようおっちょんして」と笑われつつちまちまと試行錯誤しているのです。
以上。